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外壁のひび割れの種類と危険度|放置すると家はどうなる?専門業者が徹底解説

外壁のひび割れの種類と危険度
外壁のひび割れ(クラック)は、どんな家でも年数が経てば必ず発生する現象です。
しかし、「どの程度危険なのか」「すぐ直すべきか」「放置するとどうなるのか」が分かりにくく、不安のまま暮らしている方も少なくありません。
この記事では、外壁のひび割れを危険度別に分類しながら、「そのひびは緊急?」「様子見でよい?」を判断できるように、分かりやすく解説します。
1. 外壁のひび割れには種類がある
外壁のひび割れには大きく分けて次の4種類があります。
- ヘアークラック(髪の毛のような細いヒビ)
- 構造クラック(深く大きいヒビ)
- 縁切れクラック(塗膜の切れ)
- ズレを伴うクラック(建物の歪み)
同じ「ひび割れ」でも危険レベルが全く違うため、まずは種類を知ることが大切です。
2. 危険度レベル別|ひび割れの特徴と対処法
**■ レベル1:低危険度(様子見の段階です)
― ヘアークラック(0.3mm以下)**

特徴
・塗膜表面だけにできる細いひび
・髪の毛ほどの細さ
・モルタル・サイディングどちらでも発生
・築7〜10年でよく見られる
原因
・日光や雨風による塗膜の経年劣化
・サイディングの膨張収縮
・施工時の乾燥不足
危険性
雨水が奥まで入り込む可能性は低めです。
ただし放置すると徐々に深くなり、構造クラックやサイディングでは「反り」「割れ」に進行することがあります。
対処方法
・外壁塗装と同時にまとめて補修できる
・補修跡も目立ちにくい
→ 築10年前後なら塗装を検討するタイミング
**■ レベル2:中危険度(早めの補修が必要)
― 0.3mm以上のクラック(構造クラック予備軍)**

特徴
・爪が引っかかる程度の幅
・雨水が少し入る可能性がある
・部分的に黒ずむことがある
原因
・外壁材の膨張収縮
・紫外線による劣化
・軽微な建物の動き
危険性
放置すると水が入り、
・内部の鉄筋が錆びる
・外壁内部腐食
・カビや雨漏り
につながることがあります。
対処方法
・シーリング材を奥まで充填する “Uカット工法” などの補修が有効
・外壁塗装も同時に行うと再発防止になる
**■ レベル3:高危険度(早急に補修or工事が必要)
― 構造クラック(2mm以上・深さがある)**

特徴
・はっきりと目視でき、奥が見えるほど深い
・雨水の浸入が確実に起こるレベル
・ひびの周りが黒ずむ・膨らむ
原因
・地震や地盤沈下による揺れ
・モルタルの乾燥収縮
・構造体の負担増加
危険性
最も危険なひび割れです。
放置すると以下の問題が発生します。
- 外壁内部への大量の雨水侵入
- 木材の腐食、シロアリ発生
- 室内への雨漏り
- 外壁剥離(落下リスク)
対処方法
・Uカット、Vカット工法による補修
・外壁材の張り替えを要する場合も
→ 早めに専門業者へ相談が必須
**■ レベル4:最危険(建物の異常の可能性)
― 外壁がズレている・段差があるクラックなど**

特徴
・ひびの両側で外壁が段差になっている
・明らかなズレや浮きがある
・地震後に増えた場合が多い
原因
・建物の構造的なズレ
・地盤沈下
・躯体(構造体)のダメージ
危険性
外壁の問題ではなく、家そのものが動いているサインです。
・大規模な雨漏り
・外壁落下
・住まいの耐久性低下
につながるため、最も注意が必要です。
対処方法
・外壁補修だけでは不十分
・住宅診断士や工務店の調査が必要
3. ひび割れの危険度を自分でチェックする方法
以下のポイントを見れば、おおよその危険度は判断できます。
✔ 幅は?
- 0.3mm以下 → ヘアークラック
- 1mm以上 → 補修必須
- 2mm以上 → 構造クラック
※名刺やクレジットカードが入る幅は危険サイン。
✔ 触ると段差がある?
→ 構造のズレを疑う
✔ ひびが縦に続いている?横に続いている?
・縦ひび → 劣化、収縮
・横ひび → 雨水が溜まりやすく、危険度が高い
✔ 雨のあと黒ずむ?
→ すでに雨水が中に入っている証拠
4. ひび割れを放置するとどうなる?
◎ 1〜2年
・ひびが広がる
・外壁表面が粉を吹く(チョーキング)
◎ 3〜5年
・外壁内部へ雨水浸入
・カビ、苔が増える
・塗膜が膨らむ
◎ 5年〜
・雨漏りが発生
・外壁の欠落
・シロアリ被害
・柱や梁が腐る可能性
ひび割れの放置は、家全体の寿命を縮める大きな要因です。
5. 補修と塗装の最適なタイミング
◆ ひび割れが軽度の場合
→ 外壁塗装と同時に補修するのが最もコスパが良い
◆ 中〜高危険度のクラックの場合
→ 補修 → 外壁塗装の順番が必要
特にモルタル壁はクラックが再発しやすいため、
伸縮性の高い塗料(弾性塗料)が有効です。
6. 業者に相談する基準(迷った時は相談してください)
次のどれかに当てはまれば、専門業者に相談する価値があります。
- 幅1mm以上のひび
- 段差やズレがある
- ひびが雨の日に黒く見える
- 室内に雨染みが出てきた
- ひび割れが増えてきた
- 築10年以上が経過
特に、地震後に増えたひびは要注意です。
まとめ:ひび割れは“見た目より中身”が大事
外壁のひび割れは、「細いから安心」「小さいから大丈夫」と思われがちですが、
実際は雨水の侵入を許すかどうかが最重要ポイントです。
- 細いひび → 塗装で改善
- 深いひび → 補修が必要
- 段差のあるひび → 建物の問題の可能性
大切なのは、早めに正しい処置をすることです。
